手相を見る方法と順序
- 手の形状によって素質を知る。
- 指の形によって性格のあらましを取りまとめる
- 爪の形や状態による健康状態を見る。
- 掌丘を観察する。
- 掌線の観察
手相をどのように役立てるか
個性、才能、神保、適職、生命力、愛情生活のあり方、親縁、人間関係、結婚、財など、 これらの運気の流れを示す「しるし」が手相に刻まれています。しかし、この「しるし」は 変化します。行動や姿勢を変えると、少しずつ変わってきます。そこがまた手相の面白 いところでもあります。大体、占いは、自分の運の悪さを知って失望したり、運の良さに 有頂天になるためにあるのではありません。自分の今の状態をよく知ることによって、進むべき道を悟り、より自分らしく生きるために使ってこそ占いの本来の目的、意味が生かされるのです。手相では手の持ち主のことをよく知ることができます。過去、現在、未来の予想図も読み取ることができます。生年月日で見る占いと比べると、はっきりとした年月など、読みづらい部分もありますが、手の持ち主をこれほどまでに表現するものも、またありません。
手相の基本
手相の読み方ですが、基本は非常に単純です。どの手相をとっても一つとして同じ手相 がないだけに、すべてをパターン化、図式化することは不可能です。ここでは基本となる手の形状、六大線と9つの丘、気になる障害線について説明をします。
左右全く異なる手相の人がいますが、その場合は性格、特質において二面性を持つと見る必要があります。あるいは、よく動かす利き手が、現在や未来を表す後天的な運勢であり、利き手でない手が、もともと持っている先天的性格、潜在的運勢と見ることができます。
手の形状
- 方形の手
- 物質運が強く、地未知な努力が功を奏し成功を迎える運勢がある。
- ヘラ型の手
- 創意工夫が幸福をもたらし、繁栄を約束する運勢である。
- 円錐の手
- 非常に幸運で、概して本人の実力よりも高く評価される運勢にあり、特に芸術方面では、逸早く抜擢される傾向を持つ。実業方面より芸能界の方で出世が早い運勢にある。
- 精神形の手
- 精神方面に卓越した力を持っている。その方面に進む限り、常人では挫折するような大きな障害でも乗り越えて行かれる運勢にある。
- 混成型の手
- 非常な社交家で交友関係が広く、周囲から与えられる仕事から芽を伸ばす運勢にある。
掌線の分類
以上をその他主線といい、ここまでが主要線である。そのうち、知能線・生命線・感情線を3大線という。
- ×印や星印は主として、単独の丘の上に現れ、斑天は主として線の上に現れる。島形や四角形は主に他の線に関係して見られる。
- 東洋流の各種の紋もこの部門に所属する。気色が紋となり、紋が発達して小線を作り、小線が次第に大きな線を形成するものとすれば、これらの符牒も大きな意味を持つものといえる。
- 一般に斑点(線上にある針先で突いたような凹んだ点)は線の意味を弱め、島、鎖状線、波状線などもまた線の意味を弱めるものである。
手相の丘
各丘には、それぞれが司る意味があります。手相の丘の内容を知ることで、その上を走る手相の線がどのような影響を与えるのかが、わかってきます。
- 金星丘(親指つけ根のふくらみ)
- 愛情、官能、健康、本能、エネルギー 健康な愛と強い精力
- 木星丘(人指し指つけ根のふくらみ)
- 権力、独立、向上心、希望、支配 人生への積極的な情熱と活動力
- 土星丘(中指つけ根のふくらみ)
- 孤独、研究、思慮、義理人情 思慮深い行動、まじめな性格、精神性
- 太陽丘(薬指つけ根のふくらみ)
- 芸術、人気、知能、経済 人から愛される才能
- 水星丘(小指つけ根のふくらみ)
- アイデア、社交、商才、子ども 機知と発想による財運
- 月丘(金星丘の反対側の手首上のふくらみ)
- 神秘、想像 強い信仰心、ロマンチックな考え方
- 第一火星丘(金星丘と木星丘の間のふくらみ)
- 闘争 積極果敢、勇気ある行動
- 第二火星丘(水星丘と月丘の間のふくらみ)
- 忍耐、抵抗、自制心、自省 誘惑に負けない強い心と落ち着き、冷静さ
- 火星平原(手のひら中央部にひろがるくぼみ)
- 奮闘・努力