本命三碧木星の人
単純に三碧生れの人といっても、生れ月・十二支、十干の相違によって違って来ますから、一様には判じられませんが、大体の共通点を挙げてみましょう。
非常に勘が鋭く、予知能力が強く、感覚は鋭敏ですが、極度に神経質で感情的な部分があります。人に対しても物に対しても好悪の感情が激しく、ひとたび自分が思い立った事や、物に対しては異常に熱心に打込みます。嫌だとなると利害を無視して、上司であろうが、恩人であろうが反発し、反抗して仕事を離れ、家業を捨ててしまう所があります。非常に個性的で、向上心も強く、正直であり、才能にも恵まれているのですが、好悪の感情が徹底的に強いので、中途挫折となり易いのです。活動範囲は非常に広く、政界、実業界はもとより、特に技術、学問、宗教界等は非常に活躍の期待される分野です。人によって幾らかの違いはありますが、どの分野においても苦難をのり越えて成功するだけの才能と迫力を持っていますが、組織の中にいては伸びません。独立し、一匹狼として進み、案外成功している人が沢山います。
自分の周囲に真の理解者、協力者を得た時始めて成功への鍵を握ったと言えるでしょう。然し、特に注意すべき点は、短気である事と、言葉に刺を持っている事です。気持ほさっぱりしていて男性的ですが、口の悪い事で人から誤解されて、人生における大きなマィナスとなる事を考えなくてはなりません。
肉親関係では、大体父親との縁が薄く、単に死別、生別するばかりでなく、思想的経済的に援助されたり、影響を受けたりする事は余りありません。父親だけに限らず、身内から起されたり、足を引っ張られる事が多く、情に溺れて道を誤る事があります。
夫婦の縁も、男性は早婚であると良縁に恵まれる事が少なく、概して家庭的には淋しい人が多いでしょう。
大体世に出るのは早く、三十歳前には世の中に認められるでしょう。四十五、六歳迄に将来に備えて充分実力を生かして活躍し、足場を固めておきましょう。