相生・相剋-本命殺(08)

一、本命殺
年盤なり、月盤なりで、自分の本命が遁甲している方位に行く事を本命殺と言います。

自分自身を生み出し、創り出している放射性エネルギーと同種類、同気、同格のエネルギーが充満している方位です。そのような場所に移動すれば、ちょうど、+と+の電流が接触すると、とたんに烈しくショートを起すようなものです。自分の内部で分裂、破壊の現象が起りますから、そこに移動して生活をしていれば、必ず自分の生命・才能・運勢構造は破壊されてしまいます。つまり生命力や活力が失われてゆきますから、やがては重病となり、死に至る事さえないとは言えません。一旦病気に犯されたなら、ほとんど回復はむずかしいと思われます。

月命の場合でも同じような作用がありますが、月命の方は本命よりも、その作用はやや軽いとみてよいでしょう。ただし、十五歳以下の子供の場合は月命を中心としてみますから、本命殺よりも烈しい作用を受けます。

相生・相尅表
相生・相尅表 生気(大吉) 比和(中吉) 退気(吉) 滅気(凶) 尅気(大凶)
一白水性 六白・七赤 —- 三碧・四緑 九紫 二黒・八白
二黒土性 九紫 八白 六白・七赤 一白 三碧・四緑
三碧木性 一白 四緑 九紫 二黒・八白 六白・七赤
四緑木生 一白 三碧 九紫 二黒・八白 六白・七赤
五黄土性 九紫 二黒・八白 六白・七赤 一白 三碧・四緑
六白金性 二黒・八白 七赤 一白 三碧・四緑 九紫
七赤金性 二黒・八白 六白 一白 三碧・四緑 九紫
八白土性 九紫 二黒 六白・七赤 一白 三碧・四緑
九紫火性 三碧・四緑 —- 二黒・八白 六白・七赤 一白

(此の相生・相尅の作用は移転・移動の方位には大変重要な作用がありますが、各個人の相生に対してはおそれ程重要視するべきではありません)

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