本命七赤金星の人
七赤金星の人は、人を差別しないで誰とでも交際し、頭の回転が早く、話し方も上手で弁舌もさわやかですから人の気持をつかむ事は、他のどのホシの人よりも勝っています。外交的な腕前と人を魅きつけるものを持っていますから商売は巧みです。特に人間関係を主体とする商売には向いているでしょう。
然し七赤生れの人は粘りに欠ける所と、一つの道を深く追求する執着心に欠けるので、商売でも、学問でも中途半端に終る事が多いのです。人によっては、やり抜く気力と才能を充分持っていながら、周囲の事情で止むを得ず投げ出さなくてはならなくなったりします。人一倍呑みこみが早く、進歩も早いので上の人には可愛がられますが、つまらぬ事から反発して失敗します。
なぜかといえば、七赤は西北に遁甲した時に暗剣殺を持ちますから、気持の上では従順なのですが、運勢的に目上に逆らうものを持ってしまうのです。六白と同様に大器晩成型でどちらかといえば、晩婚型でもあります。九気の中では一番婚期が遅いといってもよいでしょう。
幼少の頃から多かれ少なかれ苦労をともないますが、独立の気を養う意味もあって、若い時の苦労は運勢的にはプラスになります。親のもとで大切に育てられるのは、かえって仇となります。早く家を出て他人からもまれて育つ方が、この生れの人にとっては将来のためになります。
金運は強い方ですが、浪費するくせがありますから、財産を残すには良い協力者を得なくてはなりません。然し、だまされやすいのも又人一倍で、情にもろく、感情で行動し勝ちですから、吉方を上手に使って失敗のないような相手をみつけなくてはならないでしょう。
恋愛問題でも一方的に傷つく所があります。平生の考え方は常識的で、実利的な所を持っているのですが、一たび恋愛問題となると、常軌を逸した夢を持つからです。