生命線

生命線は、上図のように刻まれる線を言います。(A)に向かう程、強靱な体力を現し、(B)に向かうほど、虚弱体質を現します。
赤い線を基準とし(A)(B)どちらへ傾くかを見ることで、基礎体力が判断できます。
生命線は体格が大きく手の肉付きの良い人ほど(A)の傾向が強くなり、精神的・華奢なタイプの手になると(B)の傾向が強くなるようです。
生命線は濃厚でくっきり刻まれるものほど体力が強いことを表し、逆に薄いものほど体力がないと判断して差し支えないです。
ただ、手形によって線の薄い濃いがあるので注意を要します。女性の手に男性並の生命線が刻まれていたら、かなりの体力を持っている人といえるでしょう。
た、生命線の長さが直接寿命の長短を現しているという説がありますが、 寿命の長さについては他の線(特に知能線)の影響もある為、生命線のみをみて判断するのは危険です。知能線が良い場合、仮に生命線が短くても長生きされる方がいます。逆に、生命線が良くても、知能線が悪いと早死にしてしまうこともあります。
知能線が悪く、生命線が悪い場合は、短命の相として判断しても差し支えありませんが、これで全てが決まる訳でないところが手相の見る時の難しさです。

要するに、健全な生活を歩むための自制心があるかどうかで、寿命は大きく変わってしまうということです。
ただ、生命線が短いと言うことは、それだけ体になんらかの支障を抱えている可能性が高いことを表しているため、注意が必要ですということです。
生命線は親からの遺伝を強く受け継ぐ線です。なお、生命線の下には手の中で最も太い血管が通っています