季節に関係ない暦のことば

三隣亡
三輪宝とも書く。本来は自然の恵みに感謝する吉日であったが、明治時代より建築関係の仕事には凶日といわれるようになった。

一粒万倍日
一粒の種が万倍に実を結び未来繁栄を願う吉日のこと。新しいことを始めるのに適した日とされる。

甲子(きのえね)
甲子待ち(こうしまち、きのえねまち)の略称。干支の「甲子」にあたる日。子祭ともいい、黒豆飯、茶飯を作り、大黒天を祀る日。

庚申(こうしん、かのえさる)
庚申待ち(こうしんまち)の略称。干支の「庚申」にあたる日で帝釈天を祀る。庚も申も五行説でいう金気にあたり、金気旺盛で天地万物の濁ったものをきれいにすると言われる日。善人には大吉、悪人には大悪日ともいう。

己巳(つちのとみ)
干支の「己巳」にあたる日で、巳待ちといい、福神である弁財天を祀る。巳には脱皮、変性の思想があるため、巳に日に墓参などをすると、年内にかかった忌みを祓うといわれる。また厄年の厄払いをする日は巳の人定められている。

十方暮
十干と十二支の組み合わせが悪いため、結婚、交渉事、事始めなど万事について、労多くして功少ない厄日とされている。

八専
年に6度ある。陰陽の気が偏るといわれ、もしこの日に運気よろしければ、益々運気は良好発展する。

天赦
天が種々を赦すと書き、あらゆる厄災が天によって除かれる大安吉日の日

不成就日
障りがあり、何を行っても成就せずに全ては悪い結果に終わる凶日とされている。この日に思い立って事を始めたり、願い事をするのは避けるべきだといわれている。