七赤の八方位における現象

七赤の八万位における現象

1、西南七赤

西南は人生の土台を築く所です。真面目に堅実に努力を重ねて進む所です。職業運、友人運もこの方位の作用が大きくはたらきます。その他に妻縁・肉親の縁も司どっています。

吉の現象

西南七赤に吉方で移動するか移転をすれば考え方が堅実になります。○金銭的・行動的に無駄がなくなり、浪費、骨折り損をしないで済みます。○誠意のある友人を得て、力になってもらえるでしょう。○働き者で甲斐性のあるしかも素直な妻に恵まれるでしょう。○不動産・美術品の売買で利益があるでしょう。○庶民的な味で勝負をする様な飲食業をやって利益を得るでしょう。○肉体的・性格的に調和を得て、才能に適した方向に伸びるでしょう。

凶の現象

西南七赤に凶方位を用いて移動、移転をすれば、○努力して来た事が途中で無駄になるでしょう。○家庭生活が荒廃し、相互に信頼感、情愛を失ってしまうでしょう。○極端に吉番となるか、度を外した浪費をするでしょう。○特に女子は軽挑浮薄となるか、虚栄心が強くなり、身心ともに不潔な生活を好むようになります。

2、東方七赤

東は三碧の定位です。東は季節に分類すれば春です。草木の新芽が一斉に頭を出し、地上の動物も活動を開始する時です。困難はあるけれども、明るい希望に満ちている所です。

吉の現象

東の七赤に吉方で移転、移動すれば、○今迄隠れていた才能が現われ、進む道をはっきり掴んで前進してゆきます。○永い間の努力が認められたり、企画が陽の目を浴びて自分の立場が有利になります。

○原因不明であった病気が発見されるので、適切な処置がとれます。(東は内攻していたものが表面化する所です。病気を持っていた人や病人は原因不明の場合は早く発見出来ますが、老人等は作用が強すぎるので、たとえ吉方でも慎重にするべきだと思います)。

凶の現象

東方七赤を凶方位として用い移動、移転すれば、○生活の目標を見失って、見かけ倒しの口先で世渡りをする様になります。○事業計画の失敗から引責辞職となるか、左遷されるでしょう。○金融の行き詰りを隠そうとして粉飾決算をしたあげく露見します。○公金をごまかし、詐欺を働らくようになるでしょう。

3、東南七赤

東南は四緑の定位です。その上先天盤では七赤の定位となっている所です。七赤の持つ金運、悦びとの四緑の持つ調う、縁等が絡まっての色々な現象があります。

吉の現象

東南七赤に吉方で移動、移転すれば、○不足していたものが無理なく補われます。すなわち、○独身者は良き配偶者を得る。○失業者は待望の職業を持てる。○どうしてもはかどらなかった取引きが纏まるなどの喜びに逢うでしょう。○交際も広くなり世間的な信用も増加します。○金融面でも余裕が出てくるでしょう。

凶の現象

東南七赤に凶方位で移動、移転すれば、○交際に手を拡げ過ぎて経費倒れ、宣伝倒れとなるでしょう。○事業でも、結婚でもすべり出しは好調にゆきますが、四年も経つと期待外れとなるでしょう。○信頼していた相手からほ裏切られ食い物にされます。○この方位の特徴としてほ還元作用がない事です。例えば金を貸しても返って来ない、世話をしても感謝されない、資本投下してももうからないなどです。

4、西北七赤

西北は六白の定位です。七赤は西北に遁甲すると必ず暗剣殺を持ちます。それゆえに、西北七赤の方位に移動したり移転したりしても音の作用は一切起こりません。もし誤って用いれば、○強引に事を運んで必ず手痛い失敗をするでしょう。○今迄安定していて別に問題が起こらなかった事業、地位、家庭生活に波乱が起こります。○上司や後援者との間に確執が生じて失職する、営業破綻となるでしょぅ。○交通事故や傷害による被害を受けるか、手術の失敗による難を受けるでしょう。

5、西方七赤

西は七赤の定位です。従ってこの方位に移動、移転をすれば吉凶いずれにしても七赤そのものの純粋な作用が起こります。何といっても七赤には、結婚、金銭運がついている所ですから、慎重に考えなくてはなりません。

吉の現象

西方七赤に吉方を用いて移動、移転すれば○周囲の人から親しみを持たれ、家庭の内部は喜び事と、目出度い事が起こります。○運勢は順調に発展し、商売は苦労をしないでも、もうかるでしょう。○心に余裕が出来て生活を楽しむことが出来るでしょう。独身の人は素晴らしい相手にめぐり逢って結ばれるでしょう。

凶の現象

西方七赤に凶方位で移動、移転すれば、○サラリーマンは職場に満足出来なくなるでしょぅ。○勉強中の若い人達ならば、向上心や熱情を失って学問を投げ出してしまうでしょぅ。○事業主は赤字増大となり倒産に追いこまれるでしょう。○浪費が過ぎ、派手な生活をした結果、食べる物にも事欠く様な境遇に陥るでしょう。○酒色に迷って破産するでしょぅ。○行きずりの恋に溺れて身を亡ぼすでしょう。

6、東北七赤

吉の現象

東北は八白の定位です。八白及び東方は家庭運や肉親関係、財産問題を司どる所です。

東北七赤に吉方を用いて移動、移転すれば、○家庭内部の悩みは解消します。○親戚、知人の援助を受けて発展してゆきます。○組織や団体の改革をして成功します。○事業の後継者、家業の相続者を得て繁盛します。

凶の現象

東北七赤に凶方位で移動、移転すれば、○親子の間に壁が出来て理解し合う事が出来ません。○金銭関係、不動産関係の問題に肉親、同族が介入して争いが起こるでしょう。○子供が進もうとする道に親が理解を示さない、親の行っている事業を子供が足をひっぼるなどで家庭の平和が乱れます。○仕事の行き詰りで財産を失うでしょう。

7、南方七赤

南は九紫の定位です。九紫は火星です。七赤の金と九紫の火は相魁の関係になります。しかし金属は火によって精錬されて始めて金として有用のものとなるのです。

吉の現象

南方七赤を吉方として移動、移転すれば、〇九紫の心眼、明知が冴えて、先見の明を得ます。従って有望な事業に投資をする、相場や投機をやって利益を得るでしょう。○学識、知識も向上し名誉を得るでしょう。○芸術、芸能に志す人には名声もあがり、技もみがかれて充分に報われるでしょう。

凶の現象

南方七赤に凶方位で移動、移転すれば、○親しかった人と対立するか、又は生別、死別等離反作用が起こるでしょう。○虚栄心、競争心が高くなり派手に浪費をします。○相場に投資して財産を失くしてしまいます。〇酒、女、賭ぱくに気をうばわれて、遂には三度の食事にも事欠く様になるでしょう。

8、北方七赤

 

北は一白の定位です。一白水星の持つほたらきには困難・苦痛・流転・貧乏等がありますがそれに耐えていく知恵と、どんなものにも従ってゆく柔軟性も持っています。

吉の現象

北方七赤に吉方で移動、移転すれば、〇一白の智と七赤の金運がよく調和され、事業計画は時代に適応したものであり、金融関係もスムーズに運んで発展してゆきます。〇一白は暗い夜、七赤も夕ぐれの象意を持っています。それゆえに夜に行う商売には最適と言われます。〇人との交流も増して沢山の人が集まって来ます。○夫婦を始め、異性間の愛情は相互に愛しあって細やかな、永続性のある愛情をはぐくみます。

凶の現象

北方七赤を凶方位で用いれば、○金に困って身売りをするような目に会います。○秘密の情事がばれて家庭不和となります。○金融面では非常に苦労をともない結局はまとまりません。○この方位で結ばれた愛情関係は、結局はくされ縁となって、身をあやまるもととなるでしょう。